史跡 佐渡金山 宗太夫坑のご案内です。江戸時代に掘られた坑道で、国の史跡に指定されています。
金穿大工達は鑚(たがね)を上田箸(うえだばし)で鋏み、鎚(つち)で鑚を打ちました。上田箸は短くなった鑚を使えるため経済的で、手元の安全を守るのにも役立ちました。他には玄翁(げんのう)や穿鎚(さいづち)などが使われました。鑚の消費量は大工1人・2日で1本ほどで、減った鑚は鍛冶小屋に運ばれ、再生されます。堀り方には天井を穿る冠穿り(かんむりぼり)、前方を穿る引立穿り(ひったてぼり)、地面を穿る台穿りがあります。




坑道の出口近くに佐渡金山に江戸時代から伝わる「やわらぎ」が展示されています。
「やわらぎ」は神事芸能で、金穿大工達が山の神の心を和らげ、安全に採掘できるよう、また鉱脈が軟らかくなることを祈って大山祗神社に奉納したものと伝えられています。
現在でも、毎年7月下旬の鉱山祭の初日に、この神事芸能が大山祗神社に奉納されています。