事前学習資料(小学生向け)江戸金山絵巻(宗太夫坑)コース用

金の7不思議

①金は重い!
鉄の2.5倍、アルミの7倍も重い。
(金の比重19、銀11、銅9、鉄8、鉛11、アルミ3、白金21)
②金は伸びる!
1gの金は約3kmの金糸に伸びます。
③金は延びる!
1gの金は約1坪・畳2枚(3.3㎡)の金箔に延びます。
④金は錆びない!
最も酸化しにくい(錆びない)金属です。永遠の輝きを保ちます。
⑤金は溶けない!
王水(濃塩酸3と濃硝酸1の混合液)以外には溶けません。
*最近の研究ではヨードチンキにも溶けるそうです。
⑥金は電気をよく通す!
鉄の約5倍の電気伝導率です。金より電気伝導率が高いのは銀と銅だけです。
⑦金は熱がよく伝わる!
鉄の約4倍の熱伝導率です。金より熱伝導率が高いのは銀と銅だけです。
金の7不思議

金脈のでき方

地球の表面を覆う地殻中には、10億分の5程度の金が含まれています。
これらが火山活動や風化浸食作用により濃集した箇所より金は採取されます。
佐渡金山の金は火山活動によって濃集し、岩石中の割れ目を満たした鉱脈の中に銀や銅の鉱物とともに産出します。
このような金を山金(やまきん)と呼びます。
一方、古代エジプトやメソポタミアの金は砂金として採取されたもので、この様な鉱床を漂砂鉱床と呼びます。
アラスカやカリフォルニアのゴールドラッシュで採掘された金は、砂金でした。
佐渡では、西三川が砂金山です。

金鉱石とは

金鉱石とは

金は、白色の石英脈の中で銀黒(ぎんぐろ)帯と呼ばれる黒色の縞の中に賦存します。
黒色の縞は、主に輝銀鉱と呼ばれる銀の鉱物で黄鉄鉱や黄銅鉱を伴います。
金はこの縞の中に含まれています。通常よほどの高品位鉱(500g/トン以上)でなければ肉眼で見ることはできません。
鉱石の中で金色に輝く鉱物の殆どは黄鉄鉱か黄銅鉱で、これらの鉱物はすりつぶして粉にすると黒色となるので、金と区別できます。

佐渡小判

江戸時代には、幕府の金貨鋳造の独占工場である「後藤役所」で小判鋳造が行われました。
後藤役所は佐渡奉行所に隣接して設けられていました。
小判の鋳造はこのほか江戸、駿河、京都で行われましたが、江戸時代後期にすべて江戸にまとめられました。
佐渡で作られた小判の裏面には、佐渡で鋳造されたことを示す「佐」の極印が打たれています。
また、佐渡では島内だけで流通する印銀・銅銭・鉄銭も作られていました。
佐渡で鋳造された小判で現存するものには、宝永佐渡小判、正徳佐渡小判、正徳佐渡一分金があります。

佐渡小判

正徳佐渡小判(右=表、左=裏)金:84%

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